団地で暴走するおじいちゃん、寺内さんが話題の「限界団地」
その怖さがなぜかくせになりますよね。
ついに「限界団地」も最終回!
寺内さん、江理子さん、穂乃花ちゃんの行く末は!?
『限界団地』最終回のあらすじ
高志(迫田孝也)に誘拐された穂乃花(渡邊詩)ちゃんは無事に救出されました。
この一件きっかけに、 江理子(足立梨花)さんはより一層寺内(佐野史郎)に追い詰められます。
逃げ場がなくなった江理子さんは、ある行動に出ますが、それを穂乃花ちゃんに見られてしまい…。
『限界団地』最終回の感想
穂乃花ちゃんは「はやとくんママに何したの?大っ嫌い!死んじゃえ!」とおじいちゃんに強くあたります。
呆然自失した寺内さん、必死で穂乃花ちゃんを探しますが見つからず。
不運なことに、高志に出くわし、階段から落ちて意識を失ってしまいます。
そのまま10か月が過ぎ、あやめ町団地のメンバーは引っ越してばらばらに。
江理子さん、穂乃花ちゃん、颯斗くんも既に別の団地に住んでいました。
話が二転三転し、え?え?と最後まで目が離せませんでした。
夜中に江理子がつぶやきながらお面を切り刻むシーンはもはやホラー。
江理子が寺内を刺し殺す、という展開になるほど!と思いましたが、意外なことに死ななかったという…。
寺内さんしぶとい。
死んだと見せかける五木田さんのお葬式演出もにくいです。
五木田さんの遺影が出てくるまで、寺内さん死んじゃった!?とドキドキしたのは私だけでないはず!
そして、ラストはなんと江理子さんがダンチマンを引き継ぐという衝撃の展開でした。
あやめ町団地は解散となりましたが、江理子さんが次の住まいに選んだのはつばさ団地。
あんな目にあったんだからわざわざ団地にしなくても…と思ってしまいましたが、
江理子さんも団地にとりつかれてしまったんですね。
穂乃花ちゃんが「マサルくんち火事になっちゃったんだって。マサルくん団地は貧乏で臭いっていうから…」
などと言い、それを聞いた江理子は意味深にうなづきます。
今の微妙な返事は何!?江理子さんやったでしょ!?
団地をばかにした相手をこらしめる、なんていうのは寺内と同じ…。
「私は団地を守る」
「私は穂乃花を守る」
寺内に言わされていた言葉ですが、しっかりと受け継いでしまったようです。
純粋で素直で一番悪いことをしなさそうな江理子がダンチマンを継承とは…。
予想外の展開に驚きました。
さて、江理子さんがダンチマンを継承しましたが、次に気になるのは穂乃花ちゃん。
よくよく考えると、実は穂乃花ちゃんが本当の黒幕なんじゃないかと思えてきて…。
自分の望むように周りを動かして、その時々で一番都合のいい人を選んでるんじゃないかでしょうか。
虐待していた両親から離れるために、おじいちゃんを利用した。
おじいちゃんの次はママが欲しくなった。
ママを探してもらって近づいて、江理子さんにママになってもらった。
最後はそのおじいちゃんも排除して、自分を守ってくれるママと一緒に…。
そう考えると、辻褄があるような気がしませんか?
寺内さんのあれこれに目がいってしまっていましたが、本当は穂乃花ちゃんが一番悪いんじゃ…。
そう考えるとよりホラーなドラマですね。
ぞっとします。
ロケ地はどこだった?
寺内さんが執着していた団地。
タイトルになっている「限界団地」ですが、ウィキペディアでは
『限界団地:住民の半数以上が高齢者であり、高齢化が進んだ団地』
と説明されています。
今でこそ、古くて狭くて貧乏くさいイメージがありますが、昔は「夢のニュータウン」と呼ばれる素敵な住まいでした。
イスとダイニングの洋式食卓、三種の神器 (テレビ・電気洗濯機・電気冷蔵庫) がいち早く普及して、羨ましがられた団地。
イベントが多くて、住んでいる人の距離が近くて、団地を歩けば誰かに会える。
そんな距離感、今はわずらわしいのかもしれませんんが、寺内さんのように大切な絆だと感じる人もいるかもしれません。
団地の建物、玄関、台所などの風景から、懐かしさを感じた方も多いのではないでしょうか。
さて、舞台となったあやめ町団地。
どこがロケ地となったのか気になりますね。
メインのロケ地は東京都立川市にある立川富士見町団地。
JR西立川駅から車で10分ほど。
東京駅から中央線で1本で行けるので、気になる方は足を運んでみてもいいかもしれません。
ドラマでは不気味な団地として描かれましたが、多摩川近くののどかな団地のようです。
寺内さん達が実際に住んでいる建物は、東京都調布市の緑ヶ丘団地都営仙川アパートでロケが行われたようです。
この団地は東京オリンピックの頃(1961〜1964年)に建築されたそうなので、築50年超!
とても古めかしくて、なんともいえない雰囲気のある団地です。
この雰囲気をいかして、映画「クロユリ団地」のロケ地にも使われたそうです。
成宮寛貴くんと前田敦子さんが主演したホラー映画です。
団地って、すごく素敵な夢のある場所だったのに、老朽化と高齢化が進んで今では怖いイメージがあるようです。
懐かしさもある反面、時代の流れによって少しずつ失われていく風景なのかもしれませんね。
団地の貴重な風景と暖かさと衰退を描いた「限界団地」
団地ノスタルジーを感じながら見るのも良いかもしれません。
まとめ
寺内さんに引き込まれながら最終回まで見続けました。
次々と登場人物が殺されてしまう中、どうなっちゃうの…!?と毎回ドキドキ。
期待を裏切らないラストに大満足です!
佐野史郎の演技にドキドキしたい方、団地の懐かしさを感じたい方、ぜひおすすめです。