テレビ東京のドラマBiz『ヘッドハンター』
転職を通して巻き起こる、様々な出来事や人間模様が描かれています。
今どき珍しい硬派なドラマ。さすがテレ東です。
今回は、第6話のあらすじと感想ネタバレについて書いています。
『ヘッドハンター』第6話のあらすじ
「タマル精機」人事部・芥川紘一（宅間孝行）の前に現れた元上司の川端敏夫（春海四方）が突然、倒れ意識不明に。
妻の妙子は夫が悪質なヘッドハンターに騙され、転職したことを相談するため、芥川の元を訪ねたのではないかという。
話を聞いた響子（小池栄子）は、黒澤（江口洋介）に悪徳業者探しの協力を要請。自分にも疑惑の目が向けられていると知った黒澤は協力することに。
やがて川端の転職先で奇妙な点が浮上。島崎剛（野間口徹）という男が絡んでいることがわかり・・・。
引用：ヘッドハンター公式サイト
第6話のゲスト出演者
宅間孝行：芥川紘一（タマル精機人事部長）
野間口徹：島崎剛（ダブルウィナー社ヘッドハンター）
春海四方：川端敏夫（元タマル精機・芥川の上司）
引用： ヘッドハンター公式サイト
『ヘッドハンター』第6話の感想
芋焼酎の伏線はどうなる？
話の流れははっきり言って地味ですが…。
大きな出来事は少なく、淡々と話が進みます。
その中で、黒澤の過去が語られる場面があります。
キーワードは「芋焼酎のお湯割り。焼酎濃いめ」
何故かその焼酎を頼み、ある男（おそらく黒澤のことでしょう）の過去を語る灰谷。
普段は黒澤の仕事フォローに徹する灰谷ですが、黒澤と何か因縁がある様子。
黒澤の過去、灰谷との関係、少しずつ話が動き出しています。
それらがどう絡み合っていくのか気になるところ。
黒澤がどうしてヘッドハンターをやることになったのか、その理由も今一つ見えません。
様々な謎を残しての６話。
残りの回でどのように話が進むのか、これからも目が離せません。
小池栄子の演技力
小池栄子演じる、赤城響子。
黒澤の仕事上のライバルとして描かれています。
敏腕ヘッドハンターを颯爽とこなす小池栄子がかっこいい！
今回印象的だったのは、悪徳ヘッドハンター島崎にコーヒーをぶちまけるシーン。
「失礼。ダストシュートかと思って」
と言い放つ響子に、見ているこっちもすかっとさせられました。
こんなにかっこよく振る舞えたらと見惚れてしまいます。
信念を持って仕事をし、まっすぐな響子に憧れる人も多いのではないでしょうか。
響子の役柄に、小池栄子のイメージはぴったり合っています。
本作を魅力的にしている重要な役柄です。
会社が求めることが最上か
最後、宅間が黒澤に詰め寄るシーン。
「あの会社が求める人材は、立派なキャリアや肩書でなかった」
と語る黒澤に、宅間は打ちのめされます。
与えられたノルマ・仕事をこなすことにとらわれ、会社での評価を上げることに注力していた宅間。
今の会社ではそれで出世することが出来ました。
会社の評価に満足するはずが、仕事が苦しくなり、次第に追い詰められていったのです。
まとめ
今回のヘッドハンターでは「会社に尽くす」働き方の限界が描かれていました。
今、「働き方改革」と盛んに叫ばれています。
従来の働き方では生き残れない。
そのことを視聴者に投げかけている回でした。
