映画の人気が勢いを増す「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」
ドラマは１〜３シーズンに渡って放映されましたが、
実はドラマを見ていない…って人もいるんじゃないでしょうか。
そんな人へ向けて「コードブルー2nd season」の最終回のあらすじと見所を紹介します。
『コード・ブルー 2nd season』最終回のあらすじ
物語の舞台は湘北大学病院の救命救急センターです。
シーズン1の冒頭で、藍沢耕作（山下智久）、白石恵（新垣結衣）、緋山美帆子（戸田恵梨香）、藤川一男（浅利陽介）の4人がフライトドクター研修生として赴任。
命を扱う過酷な現場に打ちのめされながら、成長していく姿が描かれました。
始めは頼りない研修医でしたが、自分の意志を持って人を助ける救命医に成長。
1stシーズンの最後、立派になった彼らに思わず涙してしまいました。
2ndシーズンは1stシーズンの半年後、4人の研修医卒業までが描かれました。
フライトドクターに認定されるか？無事に卒業できるか？
それが2ndシーズンの注目ポイントです。
あらすじ
2ndシーズン最終回の舞台は、飛行機墜落の事故現場。
多くの医師が治療にあたる中、藍沢達4人も現場に向かいます。
墜落した飛行機に父が乗っていたかもしれないと、気が散っている白石。
集中しきれない様子を見かねて、藍沢がフォローを入れます。
その後、負傷しながらも治療にあたっていた父を見つけ、安堵する白石。
父と2人で協力して重傷者の治療を行います。
藤川は、以前一緒に患者を救った救命救急士に再会。
偶然の再会に喜んだものの、しばらくするとその救急救命士が負傷者として運ばれ…。
緋山は、患者に向き合う恐怖心をぬぐえないまま、現場に向かいます。
橘（椎名桔平）のフォローを受けながら、なんとか治療を行いますが、誰も頼れない状況に追い込まれます。
追い詰められた緋山は思わず「できません」と逃げようとしますが…。
『コード・ブルー 2nd season』最終回の感想とネタバレ
シーズン２最終回で注目して欲しいのは、戸田恵梨香演じる緋山美帆子です。
強気で自信家の緋山ですが、あることをきっかけに患者と向き合うことに恐怖を覚えるようになります。
その出来事とは…。
第6話で、訴訟寸前の騒動を引き起こしていまいました。
脳死の少年・野上翼の呼吸器を外したことが問題視され、騒動となります。
緋山は翼くんの母親と信頼関係が築けたと、「抱きしめたい」という母の気持ちを汲んだ上で、呼吸器を外しました。
ですが、翼くんの叔父はそのことを聞いて激怒。
同意書にサインさせずに呼吸器を外したことを責め、緋山へ「お前が翼を殺したんだ！」と言葉を投げかけます。
真摯に向き合った上でのこの言葉、緋山の強いトラウマとなっていました。
その後、家族との話し合いの場で、
「DNAオーダー（蘇生措置拒否同意書）は翼くんを死なせる書類なんです！そんなものを…！」
と言い切る緋山。
母親の気持ちを思って、あえて同意書を取らなかったと話します。
その後、訴訟は免れたものの、この騒動は緋山の心に大きな影を落とします。
緋山の持ち味は、患者と真摯に向き合い心を通わせること。
「患者に入れ込みすぎるな」と注意されながらも、そのスタンスを崩さずにいました。
ですが、この一件から「患者に向き合うのが怖い」と治療に消極的な態度をとるようになります。
そのトラウマをぬぐえないまま、飛行機墜落事故が発生。
たくさんの負傷者がいる中、誰も応援に来てもらえない、一人でなんとかするしかない状況へ追い込まれます。
すぐに開胸して処置しなければ、命が危ない少年・翔太。
側には見守る母親。
命が尽きかけている少年と見守る母親と、あの時と同じ状況です。
緋山はメスを握りますが、手が震えて切ることができません。
緋山「出来ません…。私みたいな医者に当たってしまい申し訳ありません。
他にも医者はいっぱいいるのに…」
逃げようとする緋山。
ですが、母親は緋山に訴えます。
母親「私は先生に何があったのかなんて知らない。
そんなことどうだっていい。
今、翔太を救えるのは先生しかいないんだって！」
その言葉、想いに目が覚めた緋山。
今、少年を救えるのは自分だけ。
命に向き合わなければ、助からない。
意を決して、一人で処置にあたります。
その時の緋山の決意の表情。
とても凛々しくて、惚れ惚れと見てしまいました。
そして、フライトドクター認定日がやってきます。
訴訟騒動が原因ではありませんが、緋山だけ認定を受けることが出来ませんでした。
そんな緋山の元へ脳死した少年の母、野上直美がやってきます。
直美「すいませんでした。会議のときに何も言えなくて…」
やはり同意書を取っていればよかったと返す緋山。
お見舞いに来れないまま翼くんを見送った伯父の心のよりどころになったかもしれない、と続けます。
緋山「でも、またこうして直美さんと話すことが出来てよかったです。
それが一番嬉しいんです。
会いに来てくれて、ありがとうございました」
緋山の深い傷となった、翼くん騒動。
事故現場で緋山を奮い立たせた母親と、そのきっかけになった翼くんの母親と、
どちらにも真摯に向き合うことで見事に乗り越えていきました。
フェロー4人、誰もが魅力的なキャラですが、シーズン２では緋山がひと際目を惹く存在でした。
患者に寄り添い、心を通わせる緋山。
普段は自信家で強気、でも本当は臆病で。
責められる緋山に心を痛めながら見ていましたが、
しっかりと乗り越えることが出来て安心しました。
緋山を演じた戸田恵梨香は、「デスノート 」のミサ役や「LIAR GAME」の神崎直役の、幼くての可愛らしい印象がありました。
「デスノート」からもう12年、「LIAR GAME」からは10年も経っています。
気が付いたら、素敵な大人の女性になっていました。
2018年秋には「大恋愛?僕を忘れる君と」の主演も決まっています。
こちらも医師役ですが、若年性アルツハイマーを患う医師と、緋山とは全く違う役になりそうです。
どんな顔を見せてくれるのか楽しみですね。
まとめ
コードブルー2ndシーズンでは、フェロー4人の卒業までの過程が描かれました。
4人のうち目を惹いたのは、患者と真摯に向き合う緋山美帆子（戸田恵梨香）です。
緋山の心の動きを演じきった、戸田恵梨香に注目してもらいたいと思います。
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